paperback (1996) 431 p |
Story: 乗客3人が死亡、56人の怪我人をだした飛行機事故。 キャビン内が滅茶苦茶になるほどの被害を受けながらも機長はなんとか無事に飛行機を着陸させる。 空の安全、死亡事故が世間の関心を集めるいま、香港からデンバーへと向った民間航空機の死亡事故、原因解明のための調査には大きなプレッシャーがのしかかる。 機体製造会社のマネージャ、Casey Singleton は事故原因調査メンバーのひとりに選ばれる。 一週間以内での原因解明を命じられた彼女はなんとも不可思議な事故内容を調査していく。 事故を巡っての会社内の思惑もからむなか、Casey の調査は驚くべき事実を明かにしていく。。。 |
Rating: ★★★☆☆ 久しぶりに Crichton を読みました。 彼の作品にしては出来はイマイチでしょうか。ストーリ展開がちょっと面白みに欠けます。 航空機産業の実態についてはよく調査されています。架空の航空機メーカーが舞台になっていますが、多分、ボーイングやダグラスもかくあらん、と思わせます。 機体製造の技術的な記述もわりと多く、興味深くはありますが、英語で内容を理解するのはちょっとしんどいものがあります。 空の規制緩和をいちはやく実現した米国の航空業界ですが、経済効率追求のあまり安全面などにかなりの問題をはらんでいるようです。そういう問題提起の意味もこめた一冊のようです。 航空機の技術に興味のある人には面白いかも。 English Level: Advanced 技術的な記述に慣れていない人にはちょっととっつきにくいでしょう。 書いてある航空機のようすを頭の中で組立てるのはそんなに簡単ではありません。 一章が数ページずつと短く区切ってあり、読み易い構成にはなっています。 |
Story: Conner Fitzgerald はプロ中のプロ。CIA の最終兵器と目される彼は、また家庭人でもある。24年の間、彼は二重生活を送ってきた。 引退を間近にひかえた日、最大の敵と遭遇する。 敵は彼自身のボスであり、彼女の唯一の目的は Conner を破滅させること。 一方で、合衆国も強力な敵にを相手にすることに。二大スーパーパワーの武力衝突を目論む、新しいロシア大統領に。。。 Rating: ★★☆☆☆ story teller である Archer の作品にしては出来がイマイチ。 全体的なストーリーの組立てもちょっと雑な感じがするし、ひとつひとつの話しも盛り上がりに欠けるようです。 正直言ってあんまりお薦めできません。 Archer の作品は全部読む、というファンの方以外は別のものを読んだほうがいいでしょう。 English Level: Intermediate 英語は平易で、まあ読みやすいです。 |
paperback (1998) 371 p |