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2012年10月のニュースレター

京都ESSの皆様

 紅葉の便りが聞かれる季節となりました。日に日に寒くなる気温やはらはらと落ちる葉っぱなど秋ならではの物悲しいイメージとは裏腹に、京都市内は国内外からの観光客がいつも以上に多く大賑わいです。春と秋、年に二度訪れる京都の繁忙期を「渋滞で厄介な時期」と嘆いても仕方ないので、この際世界中から認められた土地に住む誇りを感じていただきたいものです。嵐山の水面に映える紅葉、北野天満宮の銀杏に、永観堂のライトアップ…どれをとっても古都の奥ゆかしい風情と鮮やかに色づいた樹々が織成すコントラストには誰もが息を呑みます。京都が日本にあって良かった、市バスで見かけたポスターに書かれていた何気無い文句が心に沁みる優美さです。
 さて、そんな秋真っ盛りの京都で活動を行っている京都ESSの10月度のニュースレターを配信いたします。

【10月6日】
プラクティス: 北浦義一さん Genre: Discussion, “Choices and Discussion”
参加者: 33名

【10月13日】
プラクティス: 小寺裕子 Genre: Talk, “Self-Introduction with Positive Impact”
参加者: 39名

【10月20日】
プラクティス: 吉田正和さん Genre: Presentation and Talk, "Lightning Talks"
参加者: 43名

【10月27日】
プラクティス: 下田亜友美さん Genre: Presentation and Talk, “Your Goals”
参加者: 32名


≪TOPICS≫

文化の秋、スポーツの秋、食欲の秋…色々なイベントを楽しみにしていた季節も終盤となりつつあります。そこで今月のニュースレターでは米MSNが運営する食に関する総合サイト “Delish.com” の特集から、各国のユニークなマナーを取り上げてご紹介いたします。

■ 「サラダをナイフで切ってはいけない」フランス
 確かにサラダの葉っぱをナイフで切ると、ナイフがお皿に当たって傷をつけかねませんね。更にナイフとお皿が擦れ合って、心地悪い音がしたら折角のお食事の席が台無しです。温野菜サラダやシーフードサラダにおいても基本食べやすい大きさに調理されていることが多いのでフォークのみでいただくのが無難ですね。こちらは日本でも応用ができそうです。

■ 「食べる時はテーブルの上を汚さなくてはならない」中国
 ご飯粒ひとつ残すことなくきれいに食べるという日本のマナーに反し、中国では食べ散らかすことで「大変ごちそうになりました」という意味になるそうです。また日本では食べ残しは無礼という教えから「出されたものは残さず食べる」とされていますが、中国では「お腹がいっぱいになるまで十分なもてなしを受けました」という意味から必ず少しは残します。近隣国の中国ですが、食事作法は大きな違いがあるのですね。

■ 「乾杯の際には相手の視線を避けてはいけない」オーストリア
「かんぱーい!」の合図で楽しいお食事会がスタートしますが、皆さん乾杯の一瞬はどこに視線を置いていらっしゃるでしょうか。多くの方がグラスに目を落とされていること思います。オーストリアを含む欧米諸国では信頼感や重要感の意を込めて、グラスが当たる瞬間にしっかりと視線を合わせます。日本で視線を合わせることは攻撃と捉えられることがありますので、時と場合に応じて効果的に応用することをお勧めします。
 大きな声では言えませんが…効果的な一例と言えるのが異性に親愛感を示す時です。特別な場面でこのようなアイコンタクトは、日本人同士でも有効的なアプローチになるのでは…?!ご興味がある方は自身全責任の下、お試しください ;-)

■ 「ディナーには約束の時間より1時間遅刻をしなければならない」日本
 一体これはどこの国?えっ、日本???
 はい、日本です。決して私の記載ミスではありません。該当サイトのエッセーに間違いなく紹介されているのです。実際に日本でこのような光景を目の当たりにした筆者の苦い体験なのでしょうか。背景はさておき、これが日本のマナーとして米国中に受け止められたら大変です。お食事に関わらず約束の時間に遅れる時は、前もって連絡をしたいものですね。

挙げるときりがないほど、世界にはユニークな食に関わるマナーがあります。日本ではあたりまえと思っているマナーも、世界に一歩足を踏み出すと実に様々なギャップがあることが分かりますね。マナーの違いを批判したり区別したりするのではなく、お互いの相違点を話のネタのひとつとしてお食事の席で楽しい会話を繰り広げていただけると幸いです。素敵な食事となる条件はマナーをわきまえることとも大切ですが、和やかな会話や気持がほぐれる雰囲気もとても大切なポイントです。食事はお腹だけが満たされる為の場ではなく、心も十分に通じ合うことができる場であることを脳裏に留めておきたいものですね。

参考サイト: “Delish.com” - Strange Table Manners from Around the Globe
http://www.delish.com/food/recalls-reviews/global-table-manners

【3 Key-Words from News Letter of this month】
1. 息をのむほどに美しい景色: breathtaking scenery
2. もてなし: entertainment
3. 乾杯!: Here’s to you!  ※フォーマルなパーティーなどで使われます


京都ESS スタッフ
小寺裕子

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2012年11月14日 13:17に投稿されたエントリーのページです。

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